北海道ツーリング2015…やまっちょの場合
熊出没注意!!
16日(4日目)
程よく冷えている斜里の朝。
吐く息が白い・・・16℃以下かな。
天気は晴れだ。
北海道の朝は早い。
緯度が少し高いので陽が昇るもの少し時間が早い。
今回お世話になった
知床ネイチャーオフィス
普段より1時間半ほど早く出発する。
私たちが一番最初に出発する組かな・・・とも思ったのだが、意外や他にもたくさんいました。
出発するだけでなく、宿に戻ってくる人も。
話を聞いたら、朝陽の写真撮りに行ったそうでした。
宿から知床ネイチャーオフィスまでは約40Kmの道のり。
結構、距離があるので時間を逆算してオフィスの近くのコンビニで軽食を摂って準備する。
「知床を歩く贅沢」
と同時に
「熊出没注意!」(本気)
を体験する。
実際、NHKのニュースで2日前にオフィスの前の海で熊が出たとニュースになっていた。
ツアーの車に乗り換えて出発する。
ところどころ、道端にエゾシカを見るのだが頻度がべらぼうに高い。
自転車も見るのだが、熊が出た場合逃げ切れるのか!?
ネイチャーツアーには専属のガイドを付けて行なう決まりになっている。
今回はガイド松田さん・・・自他共に認めるプロフェッショナル第一人者。
色々なことを教えてもらいました。
「熊除け鈴が意味ない」とか・・・いろいろ。
「いろいろ」は、ぜひ現地で堪能していただきたい!!
建物の中で、10分ほど熊に遭遇(Encount)時のレクチャーを受け出発する。
この辺りから、私の頭の中はRPG的要素が沸いてきた。
準備ができたら出発だ。
「わくわく」90%
「どきどき」10%
熊との遭遇がホワイトボードで書いてあるのだが、かなり高確率であった。
さあ!
で知床の世界自然遺産の森の中へ進んでいく。
熊との突然のバトル(Encount)に備えて、シンガリを勤めることにした。
いつでもOKだ・・・心の中では。
知床五湖を周遊。
その名のとおりで5つある湖を歩いて巡る。
道は、整備されていないが獣道ではなく人が歩いて踏みしめた後は残っている。
人が通った後は草木が生えないんだな。
森は深く、木々の葉の隙間から時々陽射しが差し込む。
アップダウンはそれほどではないが、道は右に左に蛇行して続く。
今回の散策では、あまり人は出ていないと聞いたが、それでも人間に会う。
私たちのグループ8名(パーティ)(1人のガイドに10名までの観光客しか連れて歩けない規則。)は、深い深い森の中を進む。
ガイドさんから説明を受けながら進むので、速度は他のグループより若干遅め。
後から来る者に抜かれていく。
説明のかなには
「北海道開拓史」
「自然」
「動物」
「植物」
松田さんは、知床の調査を踏まえて知床の自然環境の成り立ちを熟知している。
教科書がある訳ではないので、日々の実体験から導き出している事実が自然環境の儚さや脆さ、大切さをジョークを踏まえつつもまじめに教えてくれる。
今回、色々と調べながらツーレポを書いていて。
松田さんって実は偉い人だった→クリック
ありがとうございました!
ネイチャーオフィス
Taka札幌へ・・・
この日、Takaとの行動は最終日となっていた。
今生の別れでもないのに、なぜか寂しい・・・
何だろう・・・この祭りが終わってしまった寂しい気分。
お昼ご飯を食べてお互いの道を行きましょう。
ってことで、近所で食事を摂った。
が、これが・・・
また・・・
とt
ガッカリ飯・・・
豚丼(冷たいの)
初めて食べた。。。
まあ、味は普通だが、温かいのが食べたかったな。
たまには残念飯もあるわね。
お腹を冷やしつつも私たち3人は途中で分かれようと歩を進めるのだった。
ヤマ&ぷり組みは知床峠へ向かうのだが。
あれ?
知床峠への道が違う。
オシンコシンの滝へ出てきてしまった。
反対へ進んでしまった。
オシンコシンの滝の駐車場で私たちはUターンして。
Takaを見送ったのでした。
間違いに気付くまで10Km走ってしまった・・・北海道は恐ろしい。
知床峠は雲一つなく晴れ渡っていた。
ここまでの道のりは快走路なのだが、いつ来ても霧ってイメージ。
今回は珍しく快晴。
羅臼岳が綺麗だったので思わず長居してしまった。
この長居が後々の行程に響くとも知らずに・・・
この旅でやまっちょはZX-14Rを使用した。ガソリンタンクは半分ダミーで前半分がFRP素材でできている。タンクバックが装着できない仕様なのだ。写真を見て分かるとおり、所々道を確認している。
走行中にマップが見られないってのは不便この上ない。
道を間違うわ・・・
距離を誤るわ・・・
ナビゲーションは積載しているものの、最短コースしかルーティングができない。
そうこうしているうちに、徐々に陽は傾き始めるのだった。
柴犬好きとして
開陽台経由で屈斜路湖を目指した。
距離を見て、疑心暗鬼になる。
まだ、80Km残っている。
あれ?ナビが壊れたか?
北海道の距離は嘘つかない。
まあ・・・当然。
GPSで距離を測っているのだから、私が距離を見誤っているのだ。
ここまでの道のりの中で
- 知床峠で距離延長
- 道を間違ったことで時間が余計にかかった。
こんなに時間が押せ押せになるものなのか?
そうは言っても、北海道を走れる喜びには、何ものにも代えられない。
寄り道、寄り道で宿への到着は、どんどん遅くなってしまう・・・
と言う結果になってしまいました。
この日の宿はここです。
屈斜路湖の原生林の森の中にこの宿はあります。野手溢れる趣は今までツーリングした中でトップクラスじゃないかな。
ご夫婦2人で切り盛りしている。
あまり部屋数はないのだが、雰囲気はすごく良い。
今日のお客さんは。
バイク1台タンデムツーリングのご夫婦
車でドライブのご夫婦
自転車でツーリングしている青年
私たち夫婦
もちろんかけ流しの温泉で、内湯と外湯がある。
外湯は北海道らしく、薪ストーブが置いてあった。この辺りの気候からして天気によっては寒くなってしまうんだろうな・・・薪の燃えた跡の灰の香りが鼻をくすぐる。
お風呂は、広~い湯船が2つ。湯温がそれぞれ異なるようだ。
湯上りの食事までの少しの時間。
決め手となった柴犬「キンタ」と戯れる。
柴犬しては中々愛想が良い。
頭グリグリさせてもらった。
さて!
食事の時間。
ちょっと、ご機嫌斜めなテレビを見ながらだったけど。
食事は地の食材を活かした食事で美味しかった。
ここまでの道のりで天気予報に敏感になっていたのだが、テレビで天気は下り坂である事が決定的になってきた。
実は、ここへくるまで宿が決まらずにいたので、晴れていれば北上して稚内方向へ足を伸ばそうか?
とも考えていたのだが・・・
この10年間で思うこととして、北海道は場所によっては突然スコールみたいな雨が降る。
遮蔽する建物などが少ないので、雨の区域と晴れ間の区域が目で見て分かるので、雨雲の流れを確認した上でレインウェアに着替えたりすることもできる。
丘の上から見下ろせば、雲の下に雨が降っていてそれが流れていくのが見えたりすることもある。
ところが、その雨・・・最近はかなりの豪雨となることが多い。
世間的にはお盆は明けているので、宿は簡単に予約することができた。
コメントをする
お気軽にご質問・コメントなどを入力してください。